単語、文法はできるのに長文が読めないのはなぜ? その原因と対処法

「英語の単語、文法が一通り終わり長文に入ったが全くできない、、、」
「知ってる単語ばかりなのに、英文の意味が分からない。」
英語を勉強していてこのような悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?英単語もイディオムも文法・語法も完璧なのになぜかできない。私自身、単語と文法はかなり自信があるが、長文になると一切できないという状況が約1年続きました。今回はこの点について考えられる原因と解決策を紹介します。

主な原因

  • 実は単語の意味が分かっていない
  • イディオム、慣用句を見つけられていない
  • 文の構文が理解できていない
  • 読み慣れていない

考えられる原因はこのうちのどれかでしょう。1つ1つ見ていきましょう

実は英単語の意味が分かっていない

分かったつもりになっている単語も実は分かっていなかったりします。英語には自分がすでに覚えている意味のほかに、意外な意味や用法があったりするので注意が必要です。

例えば
race 競争、人種
present プレゼント、存在する
pretty かわいい、かなり
train 電車、訓練する
interest 興味、利子
sound 音、健康な
などです。

英単語帳は最初は1語1訳が基本ですが、長文に入る前に3,4周はして多義語も覚えておきましょう。また、システム英単語の5章やネクストステージの27章には多義語がまとまっています。このような参考書である程度まとめて頭に入れるのも1つの手です。

 

 

英文の意味がよく分からないときは自分の知っている意味のほかにも重要な意味があるのではないかと疑うようにしましょう。

イディオム、構文、慣用句を見つけられていない

イディオムや構文は熟語帳に載っているまま出るのではなく、基本動詞と前置詞(see  off)、構文を構成する要素(soとthat、tooとtoなど)が離れていることがあります。このときに熟語を構成する要素が離れているため熟語だと気が付かず動詞として読んでしまっていたりします。(soとthatが離れすぎていてthatを見つけられない。thatを関係代名詞や指示語などでとらえてしまう。too 〜to〜のtoo とtoが離れ過ぎて見つけられない。など)

・I see girl who is my friend’s sister off
上の英文ですぐにseeとoffがセットだと見つけられますか?

熟語が動詞の意味と似ている場合は、熟語に気が付かなくてもなんとか読めますが(see〜off)のように全く違う意味の場合は、違う意味に捉えてしまい、単語と熟語は覚えたのに英文が読めないといった状態に陥ってしまいます。読みながら熟語になっている前置詞や副詞は印をつけるようにしましょう。

構文ではないですが from〜toなども印をつけておくと分かりやすいです。どの文とどの文がセットなのか、前置詞、副詞は何を表しているのかを意識しながら精読を繰り返していくと見つけられるようになってきます。

comitted toのtoをtoo~toのtoと勘違いしないように

not onlyとbutが離れている

文の構造が理解できていない

主語、動詞、目的語、補語をきちんと捉えられていない可能性があります。S・V・O・Cの確定からスタートし関係代名詞、接続詞を捉えられるようにしましょう。関係代名詞格をかっこでくくったり、thatが出てくるたび何のthatなのかを意識するようにすると文の構造が理解できるようになっていきます。単語と文法が終わったからと言ってすぐに長文に進まず、英文解釈を挟みましょう。

長文の中の読みにくい英文を抜粋して解説してくれていますのでしっかりとマスターすれば確実に英文を読む力がアップします。

読み慣れていない

上記の3つができている場合は、ただ英文を読み慣れていないだけです。精読と多読を繰り返して英文に慣れていきましょう。しかし上記の4つができていないのにむやみに英文を読んでも意味がありませんから、できたつもりになっていないか、よく考えてから英文をたくさん読むようにしましょう。また所見の英文を何個も読むことは危険です。1つの文を何度も読むようにしましょう。1文につき30回音読することをオススメします。速読英単語、速読英熟語は音読しやすい長さの英文が60~70文収録されていて非常にオススメです。

 まとめ

「英語は多読だ。いっぱい英語の文を読むうちに慣れる」と言う人がいますが、私たちは日本人であり、小さいうちから英語に触れてきたわけではありません。そのため、むやみに英文を読んでも英語は読めるようになりません。何が原因で読めていないのかを分析して、原因にあった勉強法をすることでしか私たちの英文読解能力は向上しません。むやみに勉強するのではなく、常に自分を分析するようにしましょう。これは英語以外の学習にも言えることです。

コメント

  1. homepage より:

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    it might not be a taboo matter but usually people do not discuss
    these subjects. To the next! Kind regards!!

  2. SheldonTossy より:
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