入試直前、何をしたらよいかわからず不安になってしまう受験生が多いのではないでしょうか?
この記事では本番二週間前から当日まで受験生がするべきことを過去問が終わっていない人向けのものと、過去問が終わった人向けのものに分けて説明していきます。
過去問が終わっていないならまず過去問!
受験直前期は必ず3年~5年分の過去問をしましょう。(今まで全く勉強してきていない場合や時間がない場合は1年でも可) 過去問は出題傾向の把握や時間配分の設定、苦手分野の発見につながります。
しかし、過去問は何となく解くだけでは意味がありません。過去問を有効活用するには、以下のポイントが重要です。
過去問の具体的なやり方
- 時間を計って解く
- 間違えたところには×をつけ、解説を読み理解する(正解してもなんとなくで答えたものや不安だったものも×をつける)
- ×をつけた問題は、今まで使ってきた教科書や参考書に戻り確認する(特に理科や社会)
時間を計って解く
入試問題を解くにあたって一番重要なのが時間を計ること。この際、ただ時間を計るのではなく、どの大問に何分かけたのかを把握しましょう。時間配分を考える上でとても重要になります。
そして解き終わったら本番の時間配分を考えましょう。時間が足りない場合はどこに時間がかかっているのかを確かめ、その大問の範囲を演習しましょう。
間違えた問題は×をつけ、解説を読み理解する
間違えた問題は必ず印をつけ、すぐに復習できるようにしておきましょう。また、何となく解いてしまった問題や迷った問題も印をつけましょう。この時に間違えた問題は×、何となく解いたけど正解していた問題は△など決めておくと後から見直しやすいでしょう。
そして必ず解説を読み、理解しましょう。もし解説を読んでもわからない場合は学校や塾の先生に質問して、疑問が残らないようにしてください。
今まで使ってきた教科書や参考書に戻り確認する
さて、理科や社会に関してはここからが一番重要です。理科や社会は理解よりも暗記。暗記していないと問題に答えられません。そのため正解できていない問題は知識が抜けている可能性があります。
一度、使い込んだ教科書や参考書に戻り、間違えた問題の説明が書いてある部分に線を引くようにしましょう。この際、間違えた部分以外も周辺の知識は読んで確認しておきましょう。これを3年分繰り返していくと苦手分野に線が多く引かれ、入試前日や当日にそこを確認すれば、得点アップにつながります。また、英語に関しても文法問題や単語ミスは文法書や単語帳に戻るようにしましょう。
今まで勉強してきていなくて使い込んだ参考書や教科書がない場合はまとまっていてすぐに復習できる参考書で確認するのがオススメです。
しかしこれはあくまで今まで勉強していなくて、使い込んだ参考書がない場合。今まで勉強してきた方はなるべく新しい参考書に手を付けないほうがよいでしょう。
過去問が終わったら
過去問は5年以上する必要はありません。何となく何年も過去問をするのではなく戦略を立てたり、過去問を活かした復習をしましょう。
戦略を立てる
国語、数学、英語は戦略を立てることが大切です。どの大問に何分かけるのかを決め、時間内に解き終わるようにしておきましょう。
時間内に解き終わらない場合は何が原因なのかを考え、その部分を重点的に演習しましょう。もしかなり時間がかかっている大問や正答率が悪い大問があれば、そこを最後に解くようにしましょう。その大問を捨ててほかの大問の正答率を上げるのも1つの戦略です。
基礎の参考書に戻り、苦手分野を徹底的に復習
理科や社会は復習命。自分が覚えていなかった分野を基礎の参考書で読み直しましょう。
数学と英語の文法問題も復習がとても重要です。できなかった範囲をもう一度解き直しましょう。
英語の長文が読めなかったり、時間がかかってしまう場合は、読み慣れた英文での音読が効果的です。(学校の教科書や2,3周した参考書など)
直前期、どの教科にどのくらい時間を割く?? 具体的な学習時間
オススメは暗記教科である理科や社会に時間を割くこと。1日に4時間勉強するとしたら、
- 理科 1時間
- 社会 1時間
- 英語 1時間
- 国語 2日で1時間
- 数学 2日で1時間
あくまで参考ですが、理科や社会に時間を割きつつ、バランスよく学習するのが良いでしょう。
国語の勉強時間
- 現代文 3日で1題程度 1度解いたことのある問題の解きなおしなど、感覚を失わない程度に勉強
- 古文、漢文 1日15分程度の復習
英語の勉強時間
- 苦手な文法の範囲 1日20分程度
- 単語の確認 1日10分程度 1度やった単語帳などで復習
- 長文の音読 1日15分程度
- そのほか長文の読みにくい部分の品詞分解など、15分程度
まとめ
受験が近づくとどんな受験生でも焦りや不安を覚えるものです。しかし焦りや不安でむやみに勉強したり睡眠時間を削ることが一番よくありません。計画や戦略を立て自分のペースで学習することが大切です。受験まであと少し。今まで頑張ってきた自分を信じて、本番に挑みましょう!!
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