受験生の悩みの種、趣味と勉強の両立。特に推しがいる人は配信だったり、熱愛が出て、心を乱されたり、と何かと勉強に集中できないことが多いのではないでしょうか。「受験期は推し活を辞めないといけないの??」「受験生はコンサートに行ったらダメなの??」今回はそんな疑問にアイドルオタクの私がお答えします。
結論を言うと推し活はやめなくて良いです。推しはあなたにとっては、心の栄養のため、無理に推し活をやめると、病んでしまいます。しかし、気を付けるポイントがいくつかありますので、ポイントに気を付けて推し活を続けてください。
SNSを一つに絞る
YoutubeやTikTok、インスタにTwitterと様々なSNSがありますよね。勉強に集中できなくなる原因として1番考えられることがSNSをダラダラ見てしまうことです。そのため、SNSはどれか一つにしましょう。SNSすべてを消すのもよいですが、息抜きもあったほうが良いので、1つは残しましょう。私のオススメはyoutube。私自身、受験生時代はyoutubeしかインストールしていませんでした。
もちろん「インスタで推しの近況がみたい!」とか「twitterでお知らせを早く知りたい」とかあるでしょうが、受験が終わればいくらでも見れます。受験にはある程度の犠牲が必要なことを理解して、SNSをダラダラ見ないようにしましょう。ご飯の時間にyoutubeの動画を2,3本見るくらいがオススメです。
推しの生配信、出演番組の時間までにやることを決める。
推しの生配信の時間が決まっている場合、出演番組がある場合は、その時間までにやることを決めて、その時間までに終わらせましょう。そして、もし終わらなかったら、生配信・出演番組は見ずにやるべきことを終わらせましょう。このようにすることで推しの配信を見るために最大の集中力で勉強することができます。
推しに合格を宣言する
SNSを消す前に推しに「これから勉強頑張って○○大学、○○高校に合格します!」といったDMやお便りを送りましょう。そして受かったら報告をしましょう。推しに良い報告をしたいですよね??
私は第一志望に落ちたので、「第一志望に落ちました」という悲しい報告をする羽目になりました。推しは優しいので、「自分の現状よりレベルの高い大学を目指したことがすごい」と言ってくれましたが(笑)
推しは心の栄養。推しのために悩まない。
推しは自分の心の健康のためのもの。推しの熱愛とか解散とか、そのようなことに心を乱されないようにしましょう。それで、勉強に集中できなければ、本末転倒です。
ある古文の随筆に以下のような話があります。
ある翁、牡丹を好みてあまた植ゑられける中、ことに心を尽くされける花あり。翁、宿におわさぬ程、やつこ戯れして彼の花ふみ折りけり。こはと驚けどせんすべなし。とかくする程翁帰る。いとさりげなく二日三日ふれど何の景色もなし。人々あやしみて、しかじかのことありと聞く。さこそにくしと思すらめと云いければ、翁打ちゑみて、をのれは楽しみびに花を植ゑ侍り。さてそれがためにいかるべきかは、といえけりとぞ
これは大阪府の公立高校の入試問題です。受験生の皆さんは理解できましたよね??あらすじをまとめると
牡丹が好きな翁が、ある人にお気に入りの花をふみ折られた。しかし、様子も変わらないので、人々が不思議がり、このようなことがあったよね?憎いとお思いになっているだろうと聞いたところ、翁は微笑んで、自分は楽しみのために花を植えています。楽しみのために怒るべきだろうか、いや怒るべきでない。と言った。
という話です。皆さんは自分の楽しみ、心の栄養のために推し活をしていますよね?それにも関わらず、推し活のせいで情緒が乱されたり、勉強に集中できなくなるのはよくありません。
私自身、現在、推しグルの解散で心乱されてますが、「心の栄養のために推し活をし侍る。さて、それがために心乱すべきかは」と思って頑張ります。
また、推しのために使う時間は削ってください。例えば、応援うちわを作る、ファンレターやDMを送るなどです。ファンレターやDMも勉強の報告をするなどは推しを活用できているので問題ありませんが、推しが批判されたときに、慰めのDMを時間かけて考えるなどは時間の無駄です。受験期は推しと適度な距離を保ちましょう。
ライブには行っていいの??
結論、行っても問題ありません。というのも一般的な公演時間は2~3時間程度。普段でも2~3時間程度は休憩しているときもあるのではないでしょうか??しかし、これもいくつか注意点が必要です。
遠征はしない
「地方民は損じゃん」と思うかもしれません。しかし、遠征はかなりの時間が無駄になってしまいます。移動時間、会場を調べる時間、新幹線などの予約をする時間などです。自分の住んでいる土地でライブがある場合は2~3時間の勉強時間を犠牲にするだけでしたが、遠征をする場合は少なくとも6時間程度は犠牲になってしまいます。
合格して地方から出れば、遠征費もかからずライブにいくらでも行けます。それを希望に頑張ってください。
公演時間以外は勉強する
移動時間や会場時間から開演時間までの待ち時間は最大限に勉強に使いましょう。単語帳や地歴の暗記ものであれば、参考書1冊で勉強できますよね?
また、夜公演に入れば、17時くらいまではいつも通り勉強できます。9時から勉強した場合は8時間、勉強時間を確保できます。
また先ほども言いましたが、うちわなどは作らないようにしましょう。ペンライトと昔作ったうちわや公式で売っているうちわなどを使いましょう。推しはボードやうちわを作ると喜んでくれるかもしれませんが、推し活は推しのためではなく、自分自身のためです。
公演が終わったら受験モードに切り替える
公演が終わったらすぐに帰宅して、勉強するか、寝てください。ライブの余韻に浸っている時間はありません。オタ友と話しをしたり、ライブのレポを見ることはもってのほかです。推しからもらったエネルギーを勉強に費やすようにしましょう。
まとめ
今回は、推し活と勉強の両立についてお話ししましたがいかがだったでしょうか?趣味は封印しなくても、自分でルールを決めることで、受験勉強と両立することができます。推しを頑張る糧にして、受験勉強に取り組みましょう。
コメント